先日、知り合いの工務店より耐震診断・改修の相談をいただいていたので、早速、現地の確認に行ってきました。

築30～40年程度の木造２階建です。
簡単に内部も拝見させていただきましたが、明らかに現行の建築基準法には、適応していないのが判ります。
（でも、実際にこういう住宅が、まだまだたくさん有ります。）

大阪市では、耐震改修診断や工事に対して、一定の補助金が支払われます。
今まで、耐震診断は行った事がなかったので、大阪市に手続きの確認をしたところ、申請してから補助金が決定されるまで、なんと時間のかかることか・・・。本当、役所仕事てやつは・・・。そのことについては、今回はスルー。


以前は、あえて耐震改修の仕事はしていなかったのですが、これからは、もっとやって行くべきかなあと思うことが有りました。（リノベーションする時に、構造の確認・補強するのは、普通にやる事ですが。）

今年の初め、久しぶりに神戸に行ってきました。

阪神淡路大震災があったのは、建築を学んでいた学生のころ。
・・・震災の様子に、衝撃を受けました。

建築をやっていくなら、二度とこんな悲惨な光景を見ることのないように・・・、少しでも役に立てるようになりたい・・・・。

強くそう思い、決意したはず。

そんな思いを、久ぶりに訪れた街が、思い出させてくれました。

耐震改修設計は、建築士のみに許された仕事、少しでも誰かの為になるならと思い、先日、連絡いただいた相談も、やってみることにしました。

ここで暮している家族のために、いい提案ができればと思っています。