前回、ある建売住宅についてブログに書いたのあと、適正な設計料っていくらか自問自答。

“狩谷と一緒にいい家を造りたい”と言われたら、“設計料なんて、要らないぜ！！”
なんて、本当は格好つけて言ってみたい。

でも、それは、だれのためにもなりません。
前回に書いたように設計には、手間と時間がかかります。
設計者の知識や経験、また、その時の最新の情報を総動員して考えます。
（ときにはブレインの力も借ります。）

だから、いつもお客さんには、設計内容によって異なりますが、建設費の8％～14％ぐらいと言っています。
（建設費が低いからと言って、設計にかかる時間が短いわけではありません。コストを抑えて、いい物をつくろうとするほど、手間がかかります。）

でも、設計費のほとんどが、人件費。頼まれた以上、何がなんでもいいものを造ってあげたい。
設計料をおさえてでも・・・・・。
（そうすると、苦しむのは自分なわけで、・・・・。難しい～。）
出来るだけ、むだな費用をかけずに、いい物を造りたいと思うのは設計者も施主さんと同じなのです。

※写真は本文には関係有りません。以前、設計させていただいたお家のワンシーンです。